自体隆鼻には、主に以下の2つの手術方式があります。
開いた隆鼻術:鼻の柱頭と小鼻の境目に切開を行い、鼻背部の皮膚を剥離して軟骨やシリコンなどを挿入する手術方法です。傷が目立ちやすいという欠点がありますが、鼻の形を大きく変えることができます。
閉じた隆鼻術:鼻の孔の中から切開を行い、鼻背部の皮膚を剥離して軟骨やシリコンなどを挿入する手術方法です。傷が目立ちにくいという利点がありますが、鼻の形を大きく変えることはできません。
2. 使用する材料の違い
自体隆鼻には、主に以下の3種類の材料が使用されます。
自家軟骨:自分の耳介や肋骨から採取した軟骨を使用する方法です。体に馴染みやすく、アレルギー反応を起こす心配が少ないという利点がありますが、採取する部位に傷が残るという欠点があります。
シリコン:弾力性があり、鼻の形を自由に変えられるという利点がありますが、体内に異物を入れることになるため、アレルギー反応を起こす可能性があります。
人工骨:シリコンよりも硬く、鼻の形をしっかりと固定できるという利点がありますが、体内に異物を入れることになるため、アレルギー反応を起こす可能性があります。
3. 手術後のダウンタイムの違い
自体隆鼻の手術後のダウンタイムは、手術方法や使用する材料によって異なります。
開いた隆鼻術:手術後1週間程度は鼻にギプスを装着する必要があります。また、腫れや内出血が強く出るため、社会復帰には2~3週間程度かかります。
閉じた隆鼻術:手術後数日は鼻にテープを貼る必要があります。また、腫れや内出血が比較的軽度のため、社会復帰には1~2週間程度かかります。
自体隆鼻の手術費用は、手術方法や使用する材料によって異なります。
開いた隆鼻術:100万円~150万円程度
閉じた隆鼻術:50万円~100万円程度
自体隆鼻には、以下のリスクがあります。
感染症:手術部位が細菌に感染して炎症を起こすことがあります。
出血:手術中に鼻血が出る場合があります。
腫れ:手術後、鼻が腫れることがあります。
内出血:手術後、鼻の周りが内出血を起こすことがあります。
傷跡:開いた隆鼻術では、鼻柱頭と小鼻の境目に傷が残ります。
アレルギー反応:シリコンや人工骨を使用した場合、アレルギー反応を起こすことがあります。
鼻の形の変形:手術後、鼻の形が変形することがあります。
自体隆鼻の手術後には、以下の点に注意する必要があります。
安静にする:手術後は、安静にして鼻を触らないようにしましょう。
鼻を清潔に保つ:手術部位を清潔に保つために、毎日洗顔しましょう。
鼻を強くかまない:手術後1ヶ月程度は、鼻を強くかまないようにしましょう。
激しい運動を避ける:手術後1ヶ月程度は、激しい運動を避けましょう。
サウナやプールを避ける:手術後1ヶ月程度は、サウナやプールを避けましょう。
自体隆鼻は、鼻の形を改善するための有効な手術方法です。しかし、手術にはリスクがあるため、手術を受ける際には、十分な情報収集と医師との相談が必要です。